サイエンスカフェ「色字共感覚の世界~「り」の文字は何色ですか?~」を
実施しました

2016年7月15日(金)新座キャンパス リサーチコモンズにて、サイエンスカフェ「色字共感覚の世界~「り」の文字は何色ですか?~」を実施いたしました。第2回目となった今回は、新座キャンパスでの初の開催となり、色字共感覚に興味を持った様々な方々に参加いただきました。

実施概要

名称 色字共感覚の世界~「り」の文字は何色ですか?~
主催 浅野倫子氏
協力 現代心理学部、リサーチ・イニシアティブセンター
開催日時 2016年7月15日(金)16:40~18:10
概要 ①講師紹介
②研究紹介
 ◆共感覚とはいったい何か
 ◆ワークショップ―あなたの“色字共感覚者度”チェック
 ◆共感覚の研究から見えてくるもの~ワークショップの結果から~
③質疑応答

サイエンスカフェ 当日の様子

浅野先生のこれまでの研究活動、今回のテーマである「色字共感覚」の研究を始めることになったきっかけに関する紹介から始まり、「色字共感覚」に関する具体的な事例、これまでの研究より至った仮説、今後の展望について、分かりやすくお話いただきました。ワークショップでは、色字共感覚者度チェックを行い、参加者が自分の色字共感覚度を知る、新たな発見もありました。
「色字共感覚」に興味を持った教職員・学生の方々に幅広くご参加いただき、全体を通じ、質疑応答や意見交換のやりとりが行われ、先生と参加者との新たな交流も生まれました。
「色字共感覚」に関する正しい知識、さらなる興味を深める貴重な機会となりました。

会場の様子① 会場の様子②
会場の様子

サイエンスカフェを終えて

浅野倫子 先生(現代心理学部心理学科 助教)

私が専門とする認知心理学は、人間内部の情報処理、つまり誰もが常に行っていることについての学問です。そして色字共感覚は、人間の物事の認識のしくみや、その豊かな個性を知る上で示唆に富む、面白い現象です。それなのに、自分の研究について、同じ領域の研究者以外の方に詳しく語り、気軽に意見を交わす機会は少なく、常々残念に思っていました。
そのような中、この「サイエンスカフェ」には、心理学の教員や学生のほか、他学部の学生、幅広い部署の職員の方々など、多様な方々が集まってくださいました。その中には色字共感覚を持つ方が2人もいらっしゃり、会場の方々からの熱心な質問の1つ1つに、実体験をもって丁寧に答えてくださるという贅沢な環境でした。まるで街の様々な住人が集っておしゃべりを楽しむカフェのような、全員が気楽に言葉を交わす空気の中、私自身、大いに刺激を受け、楽しむことができました。幅広い所属の方が研究を面白いと言ってくださり励みになりました。参加者、そして企画を全面的に支えてくださったリサーチセンターの皆様に心よりお礼申し上げます。今後も様々な「カフェ」がオープンするのを楽しみにしております。

浅野先生

サイエンスカフェ開催に関するお問い合わせ先

サイエンスカフェの開催を希望する方は、下記までお問い合わせください。
サイエンスカフェについて

立教大学リサーチ・イニシアティブセンター 研究関連施設担当
TEL:03-3985-4656
E-mail:research-koho@rikkyo.ac.jp

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