2013年8月3日(土)新座キャンパスにて、平成25年度「ひらめき☆ときめき サイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を開催しました。
本学では日髙聡太准教授(現代心理学部・心理学科)を講師に迎え、「『動き』を感じるこころの仕組み~脳が生み出す動きの知覚~」をテーマに、中学生を対象としたプログラムを実施しました。
日 時 | 2013年8月3日(土)9:30~14:30 | |
場 所 | 立教大学 新座キャンパス6号館3階ロフト2 | |
講 師 | 日髙聡太准教授(現代心理学部・心理学科) | |
参加者 | 中学生32名、同伴者12名 | |
プログラム | 【講義】 「『動き』を感じるこころの仕組み~脳が生み出す動きの知覚~」 【体験学習】 ・バイオロジカルモーション ・ラバーハンドイリュージョン ・学内見学 【昼食】 研究者・大学院生・大学生との交流 ※プログラムの詳細は開催案内のページをご覧ください。 |
開催当日は快晴の暑さの中、32名の中学生の皆さんに新座キャンパスへお集まりいただきました。普段の学校生活とは違う大学のキャンパスという空間で、講義や実験などを通じて“研究”を体感するプログラムに、皆さん熱心に取り組んでいました。
開講式に続き、まずは大教室のスクリーンを使用して、「錯視・錯覚」などの事例を通じて、心と脳のメカニズムについて皆さんに考えてもらいました。
講義後は3グループに分かれ、日髙研究室の大学生スタッフ引率の下、キャンパス内に用意された実験装置や施設を見学して周るキャンパスツアーを行いました。錯視・錯覚現象をより分かりやすく理解してもらうため、「ラバーハンドイリュージョン」実験や「バイオロジカルモーション」映像などをグループごとに体験してもらいました。
大学の大教室での講義を初体験 |
触れていないはずの手に感覚が? (ラバーハンドイリュージョン) |
手足に付けた光点の動きが人の動きに見えてくる (バイオロジカルモーション) |
キャンパスに点在する錯視・錯覚の設備を巡りました |
キャンパスツアーの最後は、学食でお楽しみの昼食です。日髙准教授、研究室の大学院生や学部生が各テーブルに加わり、大学の研究活動や普段の大学生活、授業の様子についての質問に答えたり、参加者の皆さんがどんなことに興味を持っていて、これから何を学んでいきたいかなどを話しながらの和やかな交流の時間となりました。
プログラム最後の修了式では、日髙准教授から全員に「未来博士号」が授与されました。
学食での昼食は先生や大学生と一緒に |
みなさんお疲れ様でした! |
少し難解な研究成果に関する紹介だけではなく、実験心理学・知覚心理学に広く興味や関心をもってもらえるようなプログラム内容にしようと心がけまし
た。中学生の皆様(と保護者の方々)の純粋な好奇心に触れることで、私自身や研究室のメンバーも得るものがありました。
この度はご参加いただき誠にありがとうございました。
今回のプログラムへの参加を通じて、中学生の皆さんが科学の楽しさや不思議さに触れ、研究や科学に興味・関心を持ち続けてくれることを願っています。
多数の皆さんにご参加いただきありがとうございました。
本プログラムは(独)日本学術振興会の事業の一環として、科学研究費の研究成果を社会に還元することを目的としています。
ひらめき☆ときめきサイエンス(日本学術振興会のページが開きます)
このプログラムに関係する科学研究費は、「脳内に生成される物体知覚表象による視覚的意識の消失現象の解明」(研究活動スタート支援、課題番号22830094)です。
「脳内に生成される物体知覚表象による視覚的意識の消失現象の解明」(※科学研究費助成事業データベースが開きます)
立教大学リサーチ・イニシアティブセンター 広報担当
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