| 事業名 | グローバル・ビジネス・リーダーシップの理論および教育技法に関わる研究 |
| 事業取組主体 | リーダーシップ研究所 |
| 研究代表者 | 経営学研究科・石川 淳教授 |
| 参加研究者数 | 本学から8名が参加(2014年7月現在) |
本研究の目的は、GBL(グローバル・ビジネス・リーダーシップ)の理論構築、GBLの測定方法および教育技法の開発であり、本研究の学術的特色は以下の6点である。
1.既存のBL研究の豊富な知見を用いて本研究所における研究蓄積を発展させ、全く新しいGBL理論を構築する。GBL行動だけでなく、GBL行動に影響を及ぼすGBL心理・態度、シェアド・リーダーシップやコミュニケーション、他の重要な概念(チーム効力感、凝集性、OCB(組織市民行動)、規範、公正感など)までモデルに含んだ統合的な理論構築を行う。なお、GBL心理・態度の研究には、これまで重要性が指摘されながら、学術的な概念化が進んでいないグローバル・マインド(多様性を許容するマインド、以下GM)の研究も含まれる。
2.フォロワーによるBL(ビジネス・リーダーシップ)に着目した概念であり、GBL行動とチームの創造的成果の関係を媒介すると考えられるシェアド・リーダーシップに焦点を当てる。多様なチームが創造的成果を生み出すためには、リーダーだけでなくフォロワーによるBLも重要となるが、フォロワーのBLに焦点を当てた研究はほとんど見られない。
3.コミュニケーションの観点を取り入れた理論構築を行う。グローバルな場面においてコミュニケーションは重要な要因となるにも関わらず、これまでGBLとコミュニケーションの関係について明確化されてこなかった。
4.GBLの定性的測定方法を開発する。GBL・BL研究において、学術的な定性的測定方法の開発は、世界初の試みである。
5.教育技法の開発を中心に企業と連携して研究を行う。経営学では実務への貢献も重視されるためである。
6.理論構築、測定方法、教育技法の研究を一体化して行う。従来のGBL・BL研究は、それぞれが別々の研究として行われてきたが、本研究では各分野の専門家が相互に密接に連携することで、研究にシナジー効果を生み出す。
本研究の意義は、世界に先駆けて本格的なGBLの学術的研究を行い、これまでに比べて格段に完成度が高い成果を生み出すことである。BL研究の中で、GBL研究は極端に遅れており、これまで本格的な学術研究がわずかに単発的に行われているのみである。本研究は、既存の研究の問題点を克服し、世界で初めて組織単位でGBL研究に取り組む。また、GBL行動だけでなく、シェアド・リーダーシップも含めて様々な重要な概念も含めた統合的な理論構築を行うため、GBLとチームの創造的成果の関係について、より説得力が高い理論を構築することができる。加えて、定性的な測定方法を確立することで、定量的方法で捉えることができない要因を新たに概念化することができる。これにより、世界的に見てもまだ研究の途に就いたばかりのGBL研究を飛躍的に発展させることができ、BL・GBL研究に国際レベルで貢献する最先端のGBL研究拠点を築くことができる。
「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」
本事業は、私立大学が、各大学の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成を支援するため、研究プロジェクトに対して重点的かつ総合的に補助を行う事業であり、もってわが国の科学技術の進展に寄与するものである。
(文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」より)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1218299.htm
リサーチ・イニシアティブセンター
TEL:03-3985-2965
E-mail:scri@rikkyo.ac.jp