講師に、11月の第1回と同じく、特許庁の総務部企画調査課で産学官連携等にも関わっておられる加藤幹氏をお招きし、大学等研究者対象特許セミナーの第2回を開催いたしました。
日 時 |
2011年12月8日(木) 18:00~20:00 |
場 所 |
立教大学 池袋キャンパス 12号館 第3・第4会議室 |
テーマ |
「特許の基礎知識と大学の研究成果の活用」 |
講 師 |
特許庁 総務部企画調査課 課長補佐 加藤 幹氏 |
参加人数 |
7名 |
今回は、第1回の知的財産制度基礎のおさらいから始まり、大学における知財活動について様々な観点からレクチャーが行われました。特に、大学の使命の一つ「社会貢献」は研究成果を社会に普及させること、すなわち共同研究等を通して研究成果を産業活動に活かすことであり、これにより大学の研究も益々盛んになり、研究成果の活用サイクルがまわる、という説明は興味深いものでした。研究成果の知財管理の必要性、権利化することの重要性や実用を意識した創作もポイントであることも事例を交えてわかりやすく説明がありました。また、研究者にとって、学会・論文発表と特許出願の問題は身近なことであり、参加者の方々も改めて興味を持って聞いておられました。セミナーの最後には、日本の知財に関する最近の連携・支援体制が紹介され、産学連携がいかに注目されているかを知りました。今回も参加者の方々と講師とが近い距離で直接話し合える良い機会となりました。
![]() |
![]() |
本年度の知的財産のセミナーは今回で終了です。来年度も実施を検討しておりますので、ご参加をよろしくお願い致します。
【お問合わせ先】
立教大学リサーチ・イニシアティブセンター 知財担当
TEL:03-3985-4608(内線4608) FAX:03-3985-2458
E-mail:r-chizai@rikkyo.ac.jp